海上での基地局設置可能

海上でのデータ通信

雲台シリーズは移動中継システムならではの海上でのデータ通信を可能とします。近年では船舶に負傷者を搬送し、医療活動を行う訓練が多く取り込まれて言います。災害発生時、陸路が使用できない場合も多く、船舶は重要な活動拠点となっています。自衛隊、海上保安庁、民間フェリー等の大型船舶にDMAT(災害時派遣医療チーム)が乗り込み、負傷者の救助・医療活動を想定しています。

また、陸上側の受信アンテナを設置する必要があります。従来の社車載形は専用車両の為、より汎用請を高くするために、アンテナ自動追尾雲台と衛星可搬雲台を一つのユニットに改良し、軽トラック等で簡単に運搬でき、仮設できるようにします。救助・医療活動を行うにあたり、船舶にはインターネット回線がありません。弊社のアンテナ自動方調雲台を使って船舶にネットワーク回線を構築することも可能です。

システムの特徴

アンテナ自動追尾雲台は相手局の位置情報と自身の位置情報・方位を基に自動追尾を行っています。

従来の車載型アンテナ自動追尾雲台をそのまま船舶に載せた時、既存のGPSでは船舶が潮で流される緩やかな動きに対応しきれていないため、対応するために新しいGPSの選定とロールピッチの変化に対応するセンサー、ソフトウェア開発を行っております。

インターフェイスはパソコン操作からスマートフォン等で操作できるようにし、ソフトがインストールされた専用パソコンではなく、スマートフォンでアプリをダウンロードできるようになっております。また、アンテナ自動追尾雲台と衛星可搬雲台のユニット化で、アンテナをより高い位置に定め、電動昇降台を開発しました。

船舶搭載用アンテナ自動追尾雲台テスト

平成26年に船舶仕様アンテナ自動追尾雲台を使い、船上にインターネット回線を延長し船上から自動追尾の様子をライブ配信する、船舶搭載用アンテナ自動追尾雲台テストを行いました。

テスト結果は、船舶仕様アンテナ自動方調雲台は、十分な追従を見せ、海上で前進・後退・旋回・停泊(潮流にまかせ移動)を行いましたが、全ての動きに対応し自動追尾を継続し、誤動作もなく、波による船舶のロール・ピッチでも誤動作はありませんでした。

船舶搭載用アンテナ 受信強度ログマップ

車載仕様と比較しても、ほぼ同じ結果となっております。

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